デュアルキャリア支援と日本の問題点

現在東京オリンピックが開催され、私も含めた多くの皆さんが日本勢の連日のメダルラッシュや華々しいアスリートの活躍に目を輝かせていらっしゃることだと思います。しかしアスリートたちの長いキャリアにおいてはオリンピックもあくまで一つの通過点であり、その後もアスリートとしてのキャリアや引退後の第2の人生は続いていきます。

皆さんは「デュアルキャリア」という言葉をご存知でしょうか?アスリートのデュアルキャリアとは、《「競技者」としての人生と引退後を含む「人」としての人生を並行して歩む、アスリートのキャリア形成の「二重性」》をあらわす概念のことです。海外のスポーツ先進国ではデュアルキャリアや、引退後のセカンドキャリアに関する支援が国家、民間企業、大学等教育機関の3者の連携で活発に行われている一方、日本ではまだ認知と理解、仕組みづくりを進めている段階にあります。また日本が国家として取り組む「デュアルキャリア支援」を受けられる対象がタレント発掘の対象選手や競技団体の育成プログラムに乗っているような、いわゆる“エリート”選手に限られている点は日本のデュアルキャリア支援における大きな問題点の一つです。

そこで国家からの支援が受けられるような一部のアスリートだけでなく、「より多くのアスリートにデュアルキャリアを構築する機会を広げたい」という想いで、我々は株式会社プロサポを創業しました。プロサポは、一人ひとりのアスリートに届くようなきめ細かなサポートを提供していくことを目指しています。以下に挙げる記事は2017年の記事ですが、4年が過ぎた今もなお、日本におけるデュアルキャリアの認知度は低く、これからも幅広い層にデュアルキャリアの重要性を知ってもらうための活動や情報発信に取り組んでいきたいと思っています。デュアルキャリアについて気になった方は是非以下の記事をチェックしてみてください!(増本)